論文募集

エンタテインメントコンピューティング2023(EC2023)の開催についてご案内いたします。皆様からの積極的なご投稿をお待ちしております。

開催概要

開催日程: 2023年8月30日(水)~9月2日(土)
開催形態: 現地開催
現地会場: 東京工科大学(東京都 八王子キャンパス)
発表申込締切 / 原稿提出締切: 本文中に記載
ウェブページ: http://ec2023.entcomp.org/

EC2023のテーマ:Re: entertain

本シンポジウムは、エンタテインメントコンピューティング(EC)のための新技術、ECの新しい可能性、ECと人や社会とのかかわりなどをテーマとする学術会議として2003年より毎年開催され、本年が21回目になります。本年はテーマを『Re: entertain』として、東京工科大学(東京都八王子市)で開催いたします。

コロナウイルスの影響はいまだ残るものの行動制限の撤廃や感染症分類の引き下げなどにより、社会は日常に戻ろうとしてきています。学会もこの数年はオンラインを主として開催され、エンタテインメントにおいてもメタバースに代表されるような技術確信が飛躍的に進みました。

エンタテインメントは、まさに「人々が集まって体験や知識を共有する」コミュニケーションを前提として、長い歴史を積み重ねてきました。記録と通信に関する技術革新によって、体験のための距離と時間の制約についてはそれなりの自由が効くようになりました。このような状況を踏まえると、「体験すること」そのものに関してはリアルとオンラインそれぞれの環境に応じたデザインが必要で、ともにまだまだ発展の余地があります。

そこで、21回目となるEC2023では、もういちどエンタテインメントの本質を考えなおすという意味で「Re: entertain」をテーマとしてコロナ以前と同じ完全オンサイト形式で行います。テーマの「Re:」は再生ということでもうエンターテインメントの価値について一度考えなおして欲しいと考えていますが、それに限定されない魅力的な研究についても合わせて募ります。エンタテインメントコンピューティングの発展に向けて、未来を刺激しうる、皆さまの先進的かつ幅広いEC研究の発表をお待ちしています。

発表形態

原稿 その他
口頭発表(査読付) 
口頭発表(レギュラー)
原稿 6~10ページ
デモ展示を併設可
口頭発表(ショート) 原稿 2〜6ページ デモ展示を併設可
デモ発表[一般・実演]
ポスター発表[展示]
原稿 2〜6ページ
 

申込み日程

☆発表申し込み締切日程を延長しました!

日程 内容
2023年 5月 26日(金) 
2023年 6月 2日(金) 
査読セッション 発表申込締切
2023年 6月 23日(金)
2023年 6月 30日(金) 
ショート / レギュラー / デモ / ポスター 発表申込
2023年 6月 30日(金) 査読セッション 原稿締切
2023年 7月 28日(金) ショート / レギュラー / デモ / ポスター 原稿締切

発表形態について

EC2023では、口頭発表とデモ・ポスター発表の形態を用意しています。 このうち、口頭発表は、査読付き・レギュラー・ショートの 3種類の区分があります。 査読付き口頭発表とレギュラー・ショートは、発表申し込みと原稿の締切が異なりますので、ご注意ください。

デモ発表では、一般・実演の 2種類の区分があります。 参加者が体験できるような一般的なデモ展示の場合には「一般」をお選びください。 ステージパフォーマンスのような形式の場合には「実演」をお選びください。

デモ・ポスター発表については、「モノ」や「コト」の「体験」を積極的に評価できるしくみを考えています。

特選セッションについて

EC2023では、新しい試みとして特選セッション(査読付きのセッション)を設けます。

特選セッションは、既に一定の研究成果がまとまっており、今後論文誌への投稿を予定している研究を対象とします。萌芽的な発表については、一般セッションのレギュラー/ショートへご投稿ください。 投稿締切が早くなりますが、査読によるフィードバックに加え、特選セッションをシングルセッションとして多くの方に聴講して頂けるように配慮する予定です。 特選セッションにて不採択になった研究については、レギュラーセッションでの発表をご検討いただきます。

特選セッションに投稿された論文には全て、査読コメントをまとめてフィードバックいたします。 また、企画予定の情報処理学会論文誌EC特集号においても、なるべく同一の査読者に論文評価をお願いする予定です。シンポジウムでの特選セッションへの投稿を通して、論文誌投稿までの研究の進展をエンカレッジするしくみになっています。 ぜひ積極的な投稿をご検討ください。

査読は、論文誌と同様に「明瞭性」「新規性」「実用性・発展性・重要性」の観点から総合的に行われます。 また情報処理学会論文誌と同様にシングルブラインドで実施いたします。 EC分野では、「実用性・発展性・重要性」については、特に多様な観点が存在するため論文誌において思ってもみない評価がされることもあります。 特選セッションを通して、現状での論文から第三者にどのように伝わるのか、についてを確認していただく機会としていただきたいと考えています。 また、不足点のみならず、積極的に評価すべき点についても明示的にコメントを付すものとします。 特選セッションに投稿された論文は、他のレギュラーセッションでの発表と同様に情報学広場に原稿が収録されます。 ただし、本シンポジウムでの特選セッションへの採択は、シンポジウムでの受賞に相当する評価であり、論文自体は情報処理学会の研究会発表の予稿集と同様の取り扱いとなります。 詳細は、情報処理学会の二重投稿・剽窃・盗用に関するよくある質問をご参照ください。 https://www.ipsj.or.jp/faq/ronbun-faq.html

発表申し込み時には著者すべての名前と所属、発表種別、発表題目、要旨 (約200字)が必要です。
デモンストレーションを実施する発表については、必要な広さ、消費電力、音声の有無、照明のリクエスト(暗室など)についての情報が必要です。

表彰について

EC2023では、以下の表彰を予定しています。

【口頭発表・ポスター部門】
・特選セッション発表認定:
特選セッションでの査読を通過した研究全てにおくられます。

・特選セッション最優秀賞:
特選セッションで発表された研究の中で最も優秀な研究、1件におくられます。

・一般セッション優秀賞:
一般セッションに投稿された研究の中で優れた研究、数件におくられます。

・一般セッション最優秀賞:
一般セッションで発表された研究の中で最も優秀な研究、1件におくられます。

表彰では、学生発表と一般発表の違いを設けません。 各セッションの最優秀賞については、投稿論文と当日のプレゼンテーションに対する評価によって選出されます。 また、ポスター発表は口頭発表と同様に評価されます。

【デモ部門】
・デモ優秀賞:
デモンストレーションの中で優秀な研究発表、数件におくられます。

・デモ最優秀賞:
デモンストレーションの中で最も優秀な研究発表、1件におくられます。

【ティザー部門】
・ティザー優秀賞:
投稿された研究紹介動画の中で優秀な研究発表、数件におくられます。

・ティザー最優秀賞:
投稿された研究紹介動画の中で最も優秀な研究発表、1件におくられます。

ティザー部門の投稿規定についてはこちらを参照してください。

Re: commend-demo(専門研究者推薦レビュー)

ECにはクオリフィケーション制度があります。 クオリフィケーション制度とは、EC2018から実施されてきたエンタテインメント性の主張の実効性を学会主催者側で認定(Qualification)することで、研究者側での印象評定系の評価実験を実施するということなしに、研究価値を担保していく枠組みです。 それから 5年が経過し、さまざまな問題や課題が見えてきました。 そこでクオリフィケーション制度の見直しが始まりました。 模索中ではありますがEC2023では「Re: commend-demo」の実施を試みます。

Re: commend-demoとは、専門研究者による投票制度と連携し、その投票理由、推薦理由を言語化、講評してもらう仕組みです。 専門研究者による投票受賞制度はこれまでも実施されてきましたが、その理由は開示されてきませんでした。 しかし、この投票、受賞はEC研究の専門家が優れた研究であることを認め、価値を見出したとも捉えられます。 Re: commend-demoは、これまでのPC委員による投票の仕組みを活かしつつ、受賞理由を開示することで投票受賞の透明性のみならず、受賞者や学会参加者へ、どのような視点が評価されるのかを共有し、EC研究分野とはどうあるべきかの議論の基盤、発展、貢献を狙います。

論文テンプレート

論文テンプレート(MS Word)
論文テンプレート(LaTeX)
(Overleafでコンパイルする場合、デフォルトのpdfLaTeXは日本語に対応していませんので、メニューからコンパイラとしてLaTeXを選択してください。)

投稿受付システム

発表申し込み、論文の投稿は投稿システムから行ってください。
https://ec2023.entcomp.org/sys

(詳細はこちらを参照してください)

初めて論文を投稿する方へ

論文は、単著(著者が一人)であることは稀で、多くの場合は指導教員等の共著者が著者に入ります。 論文原稿は、必ず共著者全員が内容を確認した上で投稿してください。