オーガナイズドセッション企画:
Re-presentation

VR/メタバース、ロボティクス、AIなどの技術が我々の社会と生活を大きく変えようとしている転換点に我々はいます。また、コロナを経験し、我々の許容できるコミュニケーション様式の選択肢が増えました。ECコミュニティにおいて、「よい研究発表」とは今後どのようなものになっていくのでしょうか。より現実的な問題として、ECコミュニティは「発表賞をどう選定すべきか」という問いを常に抱えています。そこで本セッションでは、プレゼンテーションやデモンストレーションという文脈で先進的な取り組みをされている専門家の方々を各方面からお招きしました。ここで皆さんと今一度「presentation」を再始動し、研究発表の今後のありかたについて議論したく思います。

1. イントロダクション

研究発表手法についての昨今の動向と、それを踏まえた本企画の趣旨について概説します。

【登壇者】
栗原 一貴(津田塾大学、EC2023プログラム副委員長)

2. ポジショントーク

各方面で先進的な取り組みをされている専門家、およびEC2023実行委員会によるショートトークです。

【登壇者】
三武 裕玄(明治大学)
自身をアバターとして表現し講演・発表する手法などについてお話いただく予定です。

簗瀬 洋平(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社)
企業においてVR/メタバース的体験・表現がプロダクトの広告や営業に活用されている事例などについてお話いただく予定です。

岩本 拓也(株式会社サイバーエージェント)
ロボットエージェントが商品の実演、販売促進、接客に活用されている事例などについてお話いただく予定です。

3. パネルディスカッション

今後の研究発表のありかた、およびECコミュニティにおけるその評価方法について、専門家とEC2023実行委員会メンバーによるオープンな議論を行います。

【登壇者】
山西 良典(関西大学、EC2023プログラム委員長)
栗原 一貴(津田塾大学、EC2023プログラム副委員長)
渡邊 恵太(明治大学、クオリフィケーション委員長)
上記ポジショントーク登壇者各位

企業ランチョンセミナー:
Re: collaboration

(併設企画、EC参加型会議)
EC2023では、エンタテインメントのアカデミックと産業界をつなぐためのランチョンセミナーを実施します。 このランチョンミーティングは、産業界のプロ、EC研究者、そして EC研究に取り組む学生が一同に会し、

【エンタメ業界】アカデミックのECのアカデミックコミュニティに期待することをぶつける!

【EC研究者】アカデミックの役割とエンタメ業界に期待することを学生と業界に発信する!

【学生】自身の研究や学びがエンタメ業界でどう役立つか?の疑問や「自分がエンタメ業界を良くしていく!」という意気込みをぶつける!

3者各々が、真に連携して、価値ある真価・進化・深化をだしていくためにも、忌憚なく意見をぶつけ、未来につなぐ第一歩のセミナーとなります。 ランチを食べながら、エンタテインメントの学と実の未来について熱く議論する場を提供します。

  • 登壇企業様からのご厚意により、参加者へはランチが提供される予定です。
  • 本企画は事前申し込み制です
  • 参加者数には限りがあります。
  • 応募者多数の場合には、ECシンポジウム2023で研究発表する学生を優先的に採択いたします。
  • 参加希望者は、以下のURLから申し込みをよろしくお願いします。 https://forms.gle/skBmyugMwVcuJW3JA

Re: commend-demo

EC研究会にはクオリフィケーション制度があります。 クオリフィケーション制度とはEC2018から実施されてきたエンタテインメント性の主張の実効性を学会主催者側で認定(Qualification)することで、研究者側での印象評定系の評価実験を実施するということなしに、研究価値を担保していく枠組みです。 それから5年が経過し、さまざまな問題や課題が見えてきました。そこでクオリフィケーション制度の見直しが始まりました。 模索中ではありますがEC2023では「Re: commend-demo」の実施を試みます。Re: commend-demoとは、PC委員による投票制度と連携し、その投票理由、推薦理由を言語化、講評してもらう仕組みです。 PC委員会による投票受賞制度はこれまでも実施されてきましたが、その理由は開示されてきませんでした。 しかし、この投票、受賞はEC研究の専門家が優れた研究であることを価値を見出したとも捉えられます。 Re: commend-demoは、これまでのPC委員による投票の仕組みを活かしつつ、受賞理由を開示することで投票受賞の透明性のみならず、受賞者や学会参加者へ、どのような視点が評価されるのかを共有し、EC研究分野とはどうあるべきかの議論の基盤、発展、貢献を狙います。

クリエイティブ・コレクション

EC2023では併設イベントとして学生のメディア作品展示を行います。 ゲーム制作・インタラクティブ作品・アート作品など学会での論文発表にするには困難な 分野の作品や、アイデアの初期の試作についても展示を行なっていただくことが可能です。 予稿の提出は必要ありませんが、Webカタログとして掲載するためにタイトル、概要と作品の画像を提出してください。 この発表は情報処理学会の予稿集には含まれませんが、発表概要についてはWebサイトにて公開されます。 本展示のみに参加の場合は、EC2023の参加登録、参加費は必要ありません。 卒業制作やチーム制作などの成果物で論文形式の発表にマッチしないものや、 論文を準備する段階以前の萌芽的な作品など、多くの人の目に触れる機会としてご活用ください。

展示について:

  • それぞれの展示には一般的な会議テーブル (1500×600 mm程度) 1つが割り当てられます。
  • A1サイズのポスターを貼れるパネルも必要に応じて提供されます。大きな場所や特別な配慮を必要とする展示は別途ご相談ください。
  • 展示場所の都合上暗室になった場所はありません。
  • 発表者一覧

締切: 8月14日(月)
申し込み方法 : 以下の Googleフォームからお申し込みください https://forms.gle/troVtYHE22mtKsV28